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シルバー・メタル・ニエロネックレス [N-209]

シルバー・メタル・ニエロネックレス [N-209]

販売価格: 242,000(税込)

1点

商品詳細

品番 : N-209
品名 : シルバー・メタル・ニエロネックレス
素材 : シルバー・メタル・ニエロ
国(推定) : フランス 
時代(推定) : 19世紀後期
サイズ : 全長約146cm


ニエロが美しい148cmのロングチェーン。
ニエロとは硫黄、銀、銅、鉛で作られた黒い合金の粉末を
主に金や銀などの地金を彫って作った溝へ焼き上げて定着させる象嵌技法のこと
この小さなパーツへ溝を作りこむだけでも大変な手間がかかっており、
そのうえ黒い合金を定着させた後、さらに磨きをかけるとの事、気が遠くなるような手順を踏んで作られているのですね。

こちらのネックレスのニエロを施した長丸輪とローズゴールドの小さな丸輪は、丸輪同士の繋がりの収まりがよいように、それぞれ少しひねってあり、着け心地にも気を配ったこだわりが感じられます。

留め具にはナスカンが使用されており、そちらにもニエロが施されています。

一つ一つのパーツは小さめの為、ロングですが繊細な印象のネックレス。
一連だけでなく二連、三連とその日の気分でお使いいただけます。


ニエロとは銀(まれに金)に彫刻を施し、その溝の中に金属性硫化物(硫黄に銀、銅、亜鉛を混ぜたもの)で作られた黒色合金をはめ込んだ(焼き上げた)象嵌細工のことをいいます。表面は大変なめらかで、多くは銀に黒の象嵌が施されています。
ニエロの装飾技術は古代から見られます。古代は、天然の銀を分離することが非常に困難であった為、銀は金よりも希少で高価な時代でした。
時代の流れの中で、素材や製造工程にも若干の変化は見られましたが、ヨーロッパだけでなくインド・イスラム教国・ロシアなどでも使われていました。
時を経て19世紀にも、ドイツの宝石商であり銀細工師であるカール・ワグナー(1799〜1841年)によって復活しています。
エナメルや、宝石・貴石を使った華やかなジュエリーには見られない、素材感や曲線美をいかした特別な美しさには根強い人気がありました。あえて色や光をおさえたニエロには、身につける人の人間性や、心の奥ゆきを引き立たせてくれる不思議な魅力が備わっていたのかもしれません。