Gケース, メノウシール [11238]

品番：11238
品名：Gケース,メノウシール
素材：Gケース,メノウ
国（推定）：イギリス
時代（推定）：19世紀後期
サイズ：縦29mm(丸環含む）×横13mm　 厚さ12mm

石や、金属の平面に、紋章やモットーなどの模様や文字を彫り下げ封蝋の上から押し付けるためのもの。
この掘り下げて模様を出す事をインタリオと言います。
指輪にインタリオした石をセットしたり、また地金を彫り下げた品もあり、インタリオリングと言われます。

やがては、フォブにセットされて、
懐中時計の鎖の飾りやシャトレーヌに下げて使われました。
これはフォブシールと言われます。

こちらのお品物は立体的に造形されたライオンが盾の形のメノウを持っているデザイン。
二層になった縞瑪瑙の色を彫り分け、彫刻されたライオン像が引き立ちます。
身に着けた時に、インタリオ部分や、写実的に造形されたライオンが一番美しく映えるように
計算されている点も魅力です。
盾の下部の細かな彫刻などからも手の込んだ作品であることがうかがえます。

マテリアルのゴールドケースとは金張りに近い表現として、主に英国で用いられる言葉とのこと。